2026/03/03 13:53

こんにちは、カフェグートです。

米沢の雪もようやく落ち着き、春の気配が感じられる季節になりましたね。 温かいコーヒーが、いっそう美味しく感じられる時期です。

さて、今日は皆さんも気になっているかもしれない「コーヒー豆の価格」についてのニュースをお届けします。

ここ数年、世界的な不作や物流の混乱で、コーヒー豆の値上がりが続いていました。当店でも苦渋の決断で価格改定をお願いした経緯があり、心苦しい日々でした。

しかし、2026年春、ようやく「明るい兆し」が見え始めています。

🌎 ニュース1:世界最大の生産国ブラジル、数年ぶりの「歴史的豊作」へ

コーヒー市場を動かす最大の要因は、なんといっても天候です。 世界全体のコーヒーの約3割を生産するブラジルで、この2年ほど続いた干ばつが終わり、恵みの雨が降りました。

【明るいデータ】 ブラジルの政府機関(Conab)などの予測によると、2026年〜2027年シーズンは、数年ぶりとなる大幅な供給余剰(作った豆が余る状態)になる見通しです。

「豆が足りない!」という危機的な状況は、ひとまず脱したと言えます。

📉 ニュース2:「先物価格」はすでに下落傾向に

この豊作のニュースを受けて、投資家たちが取引する国際的なコーヒーの価格(先物価格)は、直近で大きく値下がりしました。一時のピークに比べると、ずいぶん落ち着いた水準です。

🤔 では、お店のコーヒーはすぐ安くなる?

これが一番気になるところですよね。 結論から言うと、「傾向としては下がるけれど、すぐには店頭価格に反映されにくい」というのが正直なところです。

これには、コーヒー業界特有の「ねじれ」があります。

1. 「物流」のコストが下がらない

豆自体は安くなっても、それを日本に運ぶための船の運賃や、現地ブラジル国内のトラック輸送コストが高止まりしています。また、最近の国際情勢の不安定さも海運コストを押し上げる要因です。

2. 「為替(円安)」の影響

これが日本にとっては最も大きな要因です。国際的な価格が下がっても、円安が続いているため、私たちが買い付ける際の「円換算」での価格は、思ったほど下がらないのが現状です。

3. 世界中の「在庫」が空っぽ

ここ数年の不作で、世界中のコーヒー倉庫は空っぽに近い状態でした。今回の豊作分は、まずその「空っぽの倉庫を埋める」ことに使われるため、市場にたっぷりと豆が出回るまでには、まだ少し時間がかかります。

☕ カフェグートのこれから

今回の「ブラジルの豊作」は、間違いなくコーヒー業界にとって数年ぶりの良いニュースです。 「この先もどんどん値上がりし続けるのでは…?」という不安は、いったん解消されたと言って良いでしょう。

当店としては、この世界的な価格の落ち着きを注視しつつ、これまで通り、「品質」には一切妥協せず、皆さんに毎日安心して楽しんでいただける価格で、美味しい自家焙煎豆をお届けできるよう努めてまいります。

まずは、供給が安定することで、より多様で素晴らしい個性を持った「スペシャルティコーヒー」をご紹介できる機会が増えることを、私自身も楽しみにしています。

これからのカフェグートのラインナップにも、ぜひご期待ください。

皆さんの毎日のコーヒータイムが、もっと豊かで心安らぐものになりますように。

カフェグート 店主